NTBおよびNTBグループと、一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟(所在地:東京都港区、以下「ソ教連」)は、2024年8月に能登半島地震でボランティア活動をする学生のために共同開発した災害支援専用車『Dトラ』が、『第12回 ソーシャルプロダクツ・アワード2025』(SPA2025)の「ソーシャルプロダクツ賞」を受賞しました。

『第12回 ソーシャルプロダクツ・アワード2025』の「ソーシャルプロダクツ賞」受賞

「日本特種ボディー」の社会貢献活動:https://ntbcamp.co.jp/category/news/csr/

学生ボランティアのニーズに応えた災害支援トラックを開発

ソーシャルワーク養成校となっている全国の学校で構成されるソ教連は、加盟する学校に在学生へボランティアを募り、学生ボランティアの組織化と企画・運営を行い、現在までに20校、延べ500名を超える学生ボランティアが活動しています。学生たちは、被災地域で家屋から家具や寝具などを運び出し、所定の集積場まで運搬するお手伝い等を行っています。本活動の詳しい内容は以下リンク先よりご覧ください。

【能登半島地震】災害ボランティア特別仕様の軽トラ『Dトラ』を日本ソーシャルワーク教育学校連盟と共同開発=8/21寄贈の車両は能登半島で学生ボランティアと活動中=

能登半島地震の被災地域で活動する学生ボランティアと「Dトラ」

災害支援トラック「Dトラ」開発までの経緯ご紹介動画

左:軽トラはオートマを用意、中央:光源にLED照明、右:伸縮する荷台フレーム
能登半島地震の被災地で活動する学生ボランティアと「Dトラ」(2)

『第12回 ソーシャルプロダクツ・アワード2025』評価コメント

この度、社会的課題の解決に貢献する商品・サービスを表彰する「ソーシャルプロダクツ・アワード2025」にて、当活動が「災害復旧支援スキーム構築への参画」として評価され、「ソーシャルプロダクツ賞」を受賞することができました。アワード審査員の皆様から以下のコメントを頂きましたのでご紹介させていただきます。

【審査員からのコメント】
災害復旧支援スキームの構築に深く関与し、実際の被災地でのニーズに基づいた開発が行われています。特に、被災地でのボランティア活動を支援するため、学生が現場の経験を活かして改良を重ね、より迅速かつ効果的な支援が可能となる仕組みを構築している点が特徴的です。支援活動のスムーズな展開や効率的な運用を目指し、復旧活動の迅速化に貢献しています。加えて、小回りの利く車両を活用し、機動力を高める工夫もなされています。現場の声を反映した実践的な取り組みとして、今後さらに多くの地域で活用されることが期待されます。

『ソーシャルプロダクツ・アワード2025』について

ソーシャルプロダクツとは

「エコ(環境配慮) 」や「オーガニック」、「フェアトレード」、「寄付つき」、「地域や伝統に根差したもの」など、人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、購入者が持続可能な社会づくりに関する行動や団体とつながることができるものをいいます。

ソーシャルプロダクツについて:https://www.apsp.or.jp/socialproducts/

ソーシャルプロダクツ・アワード (SPA)とは

SPA は、ソーシャルプロダクツの普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的にした、日本で初めての、そして唯一の、ソーシャルプロダクツを表彰する制度です。優れたソーシャルプロダクツの情報を生活者に広く提供するとともに、ソーシャルプロダクツを通して持続可能な社会づくりに取り組んでいる企業、団体を応援します。

ソーシャルプロダクツ・アワード2025

ソーシャルプロダクツ・アワード (SPA)について:https://www.apsp.or.jp/socialproductsaward/

今後の活動について

NTBグループでは、現在の災害支援軽トラック『Dトラ』は、外部電源からの充電により荷台に設置したLED照明を活用して夜間の支援物資の積み込み・積み下ろし作業を行えるように配慮していますが、今後は量産に向けて、ソーラーパネル設置と大容量充電器の設置による完全自立型の電気消費システムの搭載を開発して、照明だけでなく各種家電製品の電源として活用できる車両を標準にして被災者への生活支援の充実化を図り、さらにソ教連との連携を強化して、各自治体への販売やレンタル、日本財団・日本赤十字などの災害支援強化推進団体への販売も推進して行きます。