
NTBは、全国に設置されている「EVスタンド」でキャンピングカーに搭載するリチウムイオンバッテリーに従来比4分の1の時間で満充電を可能とした業界初の充電システム「エネクルーズ」(特許出願中)を開発しました。
脱炭素社会への潮流のなか、日本もEV車の普及に伴ってEVスタンドの設置も増加傾向にあります。現在ではEVを販売しているカーディーラーのほか、コンビニやスーパーマーケットをはじめ、高速道路のサービスエリアや道の駅など、長距離移動時の幹線道路沿いにも整備され、休憩時間や買い物ついでに充電する人も多く見られます。
一方、近年キャンピングカーへ搭載するバッテリーは長時間安定して大量の充電や配電が可能なリチウムイオンバッテリーが人気ですが、その充電方法は充電電圧・充電電流の抑制を確実に行わないとバッテリーの早期劣化につながることから、走行充電のほかにはソーラーパネル充電と家庭用電源からの充電にほぼ限られ、外出先での充電手段には制限が伴う状況もあります。
NTBでは全国で急速に普及が進むEVスタンドに着目。「エネクルーズ」は、以下の多様なパターンで安全に充電でき、しかも従来の4分の1の時間で充電できるシステムを開発しました。「エネクルーズ」は様々な電圧・電流の異なる充電方法でもNTBの開発した「充電管理ユニット」を経由することで、バッテリーの早期劣化を抑え、安全に高速充電できるシステムです(特許出願中)。

<多彩な「NTBキャンピングカー」の充電パターン>
- 走行充電
- ソーラーパネル充電
- 家庭用100V入力充電
- 200V J1772 高速充電
「エネクルーズ」をキャンピングカーに備えることで、搭載するリチウムイオンバッテリーへ様々なパターンでの充電が可能となり、移動中の道の駅やサービスエリアでのお食事やお土産選びの最中に、設置されているEVスタンドからバッテリーへの充電を済ませ、安心して次の目的地へと移動することが可能となります。
<従来の4分の1の時間で充電が可能!>
「エネクルーズ」は、従来の充電方法に比べて4分の1の時間で充電できる高速充電システムです。NTBの主力車種であるキャンピングカー「SAKURA」において、従来の5kwhバッテリーへの充電時間と「エネクルーズ」搭載車の5kwhバッテリーへ0%から100%への満充電時間を比較した場合、従来型が満充電までに約16時間(充電電流:12.5A)かかるのに対して、「エネクルーズ」搭載車は約4時間(充電電流:50A)となり、今までの充電時間を4分の1に短縮することを実現しました(当社調べ)。 通常利用でキャンピングカーのバッテリーが0%から100%へ満充電するケースはほぼ無く、仮にバッテリー残量が50%とした場合、道の駅などのEVスタンドで食事や買い物の間の約2時間充電すれば満充電できることとなり、利用者の利便性は飛躍的に向上します
<製品概要>
製品名:エネクルーズ
価 格:近日発表予定(※当面NTB車両オプションにて販売)
発売日:2022年2月
「エネクルーズ」について詳しくは以下までお問い合わせ下さい。
TEL:営業部(03-5637-8726)
Mail:sales@ntbcamp.co.jp